再度、ネットで温暖化について調べていたところ、東京工業大学の丸山教授が懐疑的な立場で温暖化に関する説明をされていたのでご紹介。
○ 「異説、地球温暖化」 ― 生命と地球の進化論 ― (本田財団HPより)
http://www.hondafoundation.jp/library/pdfs/hofrep116_j.pdf
図も多く説明も丁寧なので、一般の方でも比較的すんなり読めると思います。
なお、個人的に印象に残ったは下記の箇所、
2 年前にアメリカでペンローズ会議が開催され、私が日本から招待され、ドイツからはバイザ
ーさんという人が招待されました。バイザーさんは過去6 億年間の気候データを基に地球温暖化
CO2犯人説がまったくナンセンスな議論だと断定しました。僕も別の視点から同様な議論をして、
お互いに握手したことがありますが、その時にバイザーさんは僕に対して「君は気をつけなさい。
こういうことを言って科学の業界で生き延びるのは困難である」と。
(上記レポート p12ページより引用)
科学的に間違った学説が自然淘汰されるというのなら問題ないと思うのですが、この話から漂よってくる「利権」や「排除」という雰囲気に気持ち悪さを感じます。実際、既にヘッジファンドが排出権を買い漁っているという話も聞きますから、そういう方々にとってCO2犯人説に異を唱える科学者は邪魔な存在なんでしょうね。奇しくもこのレポートの後半で生物の進化と多様性が出てきますが、このような人類の存亡に関わる議論や対策こそ多様であるべきだと私は思うのですが。
というわけで、「CO2犯人説にはかなり疑問だけど、対策をしようという流れは否定しない。ただ、CO2対策にばかり議論が集中し過ぎ。自然の気候変動により温暖化が進んだ場合や、その先にあるであろう寒冷化の事も考えんと危なくね?」というのが今の私の感想。
なお、オックスフォードの環境博士が下記のように述べています。
知能動物として、事故後に「適応」するのでなく、事前の「適応」するすべはないのだろうか。気候変動が「人が起こしたか」どうかの議論と同じぐらいこの議論ももっとされるべきだろう。
(ヨーロッパから環境事情 (オックスフォードの環境博士の日記)より引用)
私もこの意見に賛成。
気候変動のメカニズムに対しては未だに不確定要素が多い。仮にCO2が主犯だったとしても、予定通りCO2が削減出来るとは限らない。また、例え予定通りだったとしても、コンピュータシュミレーション通りの気候変動になるとは限らない。現在のシュミレーションが単なるカーブフィッティングの可能性もあるのだから。
一方、気候が変動する事を前提とした適応策であるならば一定の効果は確実に期待できる。環境に適応した食物の研究や飲料水の確保などに予算を行えば、今ある食料問題などにも効果があるだろうに。勿論、これにも限界があるわけだから、平行して原因の究明と対策にもあたるべきなんだけどね。最近、あまりにもCO2対策にばかり目が行き過ぎている気がします。
以上
気候変動論議は、CO2の事に集中してしまっていますね。科学は白黒つけないので、「もし」と言うことに考えておいて、それに対応することも、コストが大きい場合は大事だと思います。
それから、マスコミの加熱した報道もあるのでしょう。
今、スウェーデンのバイオ燃料のコンフェレンスに出ていますが、「バイオ燃料 vs. 食料」の話ばかりではないのに、マスコミはこの事しか報道しない。話題が一元化するわけです。
2008.05.27 21:07 URL | euro-envi(高間剛) #E6kBkVdo [ 編集 ]
まさかeuro-enviさんからコメントを頂けるとは!光栄至極に存じます。
>それから、マスコミの加熱した報道もあるのでしょう。
その通りですね。
マスコミとしては視聴者に分かりやすいように要点にのみスポットを当ててあげているつもりなのでしょうが、そんなんでは何時まで経っても視聴者が育たないというのに。。
正直、マスコミにはあまり期待していませんが、少なくとも学校では単視眼的な教え方をして欲しくないですね。
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